フィンランドってどんな感じとか、海外に興味があるんだけど少しハードルが高いって思っている方に、そっと背中を押してくれる。
きっとそんな本だとおもいます。
僕もchikaさんがきっかけで20代のころからの夢だったスウェーデン旅行にいっていきました。
この本はフィンランドが好きすぎてこじらせてしまった週末北欧部CHIKAさんが歩んでいくストーリーで、かわいいイラストの絵のコミック風エッセイです。
あまり難しく考えずにすんなりと読める作品となっており、CHIKAさんが感じた思い困ったときはこんなことしました。みたいにその時その時の経験がわかりやすく表現されていると思います。
僕がなぜこの作品が好きなのかというとCHIKAさんが目標に向かって色々試行錯誤を重ね一歩一歩進んでいく、そしてこの時はこう感じました。このときはこうやったら上手くいきました。失敗談や成功した時の心理描写が素直に書かれておりまして、読んでいる僕もCHIKAさんの友達になって一緒に笑ったり、がっかりしたり、気づいたらしているのでした。
chikaさんがどういう人かというと心がオープンで夢に向かって真っすぐな人だと思います。韓国人の友達や中国で出来た友達、歳は自分の方がほんの少し年上なんだけどお兄ちゃんと呼べるフィンランド人など日本に住んでいたら中々知り合えないよなぁ。って人たちとも仲良くなります。海外の人に対して壁を作らず同じ人間として違いを受け入れて尊重をできる素敵な人だと思います。
また、フィンランドに行きたいという夢から時間はかかってしまうんだけど、思いもがけないことが起きてもくじけずに少しづつ前に進んでいき、それを自分の糧として吸収して実現していく姿に憧れてしまいます。
最後にこの作品で心に残った言葉を綴らせていただきます。
納得していない生活をしてていきなりフィンランドで理想の暮らしをするなんて無理。自分の判断軸は毎日の暮らしから作られていくもの。だから、今の生活を「これでいいなんて」ながしてはダメ。
やっぱり人間って「いつかやろう、いつかやろう。」って理想を先延ばしにしてなぁなぁになって、それが当たり前になっていって忘れてしまうけど、
今出来ることは今やらないと、今変えられることは今変えていかないと、先延ばしにしては夢の実現は本当に夢で終わっていく
ってハッと気づかせてくれた言葉たちでした。
chikaさんはこの言葉を聞いてすぐ実行して住んでみたかった街へ引っ越します。
こういう実行力が夢を叶えて力になるんだと教えてくれた作品です。
ぜひ、皆様も読んでみてください。